◆結膜炎の種類

結膜とは、眼球の白目(強膜)とまぶたの裏側をおおう半透明の膜のことです。この結膜が炎症を起こすことを結膜炎といい、炎症の原因によって大きく以下の3つに分けられます。 ・ウィルスによって起こる「ウィルス性結膜炎」 ・バイ菌による「細菌性結膜炎」 ・アレルギー反応が原因の「アレルギー性結膜炎」

◆アレルギーとは

アレルギーとは、体の中へ異物が入り込まないようにする、本来は守りの役目をするものが、過剰に働いてしまうことで引き起こされる症状です。 結膜は、目の表面に存在するため外界と直接接触しており、アレルギー反応が起こりやすい場所でもあるのです。  

◆アレルギー性結膜炎の症状

・かゆみ ・目やに ・涙 ・異物感 ・充血  
アレルギー性結膜炎イメージ画像1(結膜)

◆花粉症

 花粉症とは、植物の花粉が原因となり、くしゃみ・鼻水・涙などの反応が引き起こされるアレルギー反応の一種です。また、毎年決まった季節に症状が現れることも花粉症の大きな特徴です。 詳しくはこちら>>

◆ハウスダストによるアレルギー性結膜炎(通年性アレルギー性結膜炎)

ハウスダストとは、ダニ・カビ・動物の毛・チリ・ホコリなどを、まとめたものです。ハウスダストによる結膜炎も、花粉症と同様の症状(くしゃみ・鼻水・涙など)が現れます。 ただ、花粉症と異なる点は、花粉症が季節によって症状が現れるのに対して、ハウスダストは、1年中慢性的に症状がみられることです。

◆春季カタル

春季カタルは10歳くらいまでの男児に多くみられ、慢性的に重度のアレルギー性結膜炎の状態が続きます。非常に強い目のかゆみが特徴で、黒目(角膜ともいいます)の表面に、たくさんの小さな傷ができるために異物感を感じたり、光をまぶしく感じたりします。重度の場合は、視力が低下することもあるため、眼科にてきちんと治療を受けることが大切です。 最近では、10歳前後だけでなく、成人の方でも強い症状のある場合があります。
 アレルギー性結膜炎イメージ4(春季カタル)

 アレルギー性結膜炎の原因を探すことで、自分が、どんな物質によってアレルギー反応を起こすのかが分かります。 検査の方法によっては、花粉症の検査も同時に行うことができますし、いろいろな対策を立てることが可能です。 当クリニックでは検査結果の正確さを重視し、採血によるアレルギー検査を採用しております。 詳しくはこちら>>
アレルギー性結膜炎イメージ5(検査)

◆アレルギーの原因を避ける

自分のアレルギーの原因をまず調べ、原因となる物質が、できるだけ目に入らないように工夫するだけでも症状は違います。 たとえば、ハウスダストがアレルギーの原因なら、家の中をこまめに掃除したり、風通しを良くして、カビやダニの増やさないようにしてみて下さい。
 

◆点眼する

人工涙液

人工涙液とは、涙の成分の目薬です。 この目薬で、アレルギーの原因となる物質を目から洗い流してしまうことが目的です。 眼を傷めない、防腐剤や保存剤を含まないものが望ましいです。
 
 抗アレルギー薬 これから出るだろうと予想されるアレルギーの症状を抑えるために用いる目薬です。 アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を体の外に出すための反応(かゆみ・充血)をうながす物質であるヒスタミンの量を増やさない働きがあります。 ・副作用が少ない ・効果が現れるまで2~4週間くらいかかります (症状が現れる前から使い始める必要があります。)
抗ヒスタミン薬  既に出ているアレルギー症状を抑えるための目薬です。 アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を体の外に出すための反応(かゆみ・充血)をうながす物質であるヒスタミンの働きを抑える作用があります。 ・すぐに効果が現れる ・抗アレルギー薬より、かゆみなどの症状を抑える力が強い。  
ステロイド剤 以上の薬を用いてもあまり効果のない時や、目の表面(角膜)に傷ができている場合は、ステロイド剤を点眼します。 ・目薬の中では、症状を抑える力が一番優れている。 ・眼圧の上昇などの副作用が起こる可能性があるため、眼科に通って、処方の指示をきちんと守る必要がある。

◆薬を飲む

目薬を点眼しても、症状が治まらない時は、抗アレルギー薬を内服する場合もあります。 さらに、症状が治まらない場合は、ステロイド剤を内服することもあります。
 

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花粉症やアレルギー性角膜炎、アレルギー検査について、よくご理解していただけますように、当院では、お一人お一人の目の状態に合わせて、ご相談させていただきます。 また、アレルギー検査をご希望の方には、検査の手順や費用、検査結果が出るまでの日数なども含めて診察時に説明させていただきます。どのような場合も、無理にお薦めすることはありませんので、お気軽に受診下さい。