最近、よく「アレルギー」という言葉を耳にするようになりました。
実は、日本人の1/3が何らかのアレルギーを持っているともいわれています。その中でも花粉症は、多くの方が症状に悩まされているアレルギー症状の一つです。
アレルギーとは本来、体の中へ異物が入り込まないようにする、守りの役目をもった「免疫」が、過剰に働いてしまうことで引き起こされる症状です。
また、この「免疫」が必要以上に働いてしまう症状(アレルギー)を引き起こす原因の物質を「アレルゲン(抗原)」といいます。
- ・目がかゆい ・目は重い ・目がゴロゴロして涙が止まらない
- ・白っぽい糸を引くような粘り気の強い目やにが出る
- ・目を開けられないほど痛い ・視力が低下して戻らない
アレルギー検査を受けることで、自分が、どんな物質によってアレルギー反応を起こすのかを知ることができます。
検査の方法によっては、いろいろな物質を同時に調べることができるため、食物アレルギーと花粉症に対する対策など、一度にいくつものアレルギー対策をたてることも可能です。
当クリニックでは検査結果の正確さを重視し、採血によるアレルギー検査を採用しております。
当クリニックでは服用のしやすさを考え、漢方薬独特の臭いや苦みを抑えたエキス剤(煎じ薬を濃縮乾燥させたもの)の錠剤を採用しました。

私たちの体には、ウィルス等の病原体が入ってきたとき、それらを除いて体を守る「免疫」という働きがあります。 免疫反応は私たちにとって有利に作用する場合は生体防衛的にはたらき、不利に作用する場合は組織障害をおこします。これが「アレルギー反応」です。
血液中に、IgE抗体が多いと、アレルギーになりやすいと言われます。
IgE抗体は、花粉などのアレルギーを引き起こす物質との接触を繰り返すうちに体内にたまっていきます。
このIgE抗体が、ある一定の量を超えると、アレルギー反応を起こす物質を放出する働きをうながすため、いわばアレルギーセンサーの役割があります。
たとえば、アレルギーを引き起こす物質が 「花粉」 の場合

- 花粉と接触するごとにIgE抗体が体の中で増えていく
- 体内に、一定以上のIgE抗体がたまると…
- 花粉を体外に排出するため、花粉を見つけ次第、体の反応を促す化学物質(ヒスタミン等)を放出する。
- くしゃみや鼻水、涙などを出すことで、花粉を体外へ追い出す反応を過剰に行う。
※スギにはスギのIgE抗体、ヒノキにはヒノキのIgE抗体というように、IgE抗体は、アレルギーを引き起こす原因の物質ごとに存在します。
アレルギーの種類
花粉症やアレルギー性角膜炎、アレルギー検査について、よくご理解していただけますように、当院では、お一人お一人の目の状態に合わせて、ご相談させていただきます。 また、アレルギー検査をご希望の方には、検査の手順や費用、検査結果が出るまでの日数なども含めて診察時に説明させていただきます。どのような場合も、無理にお薦めすることはありませんので、お気軽に受診下さい。